山口の魅力紹介 width=

【第5回】周防国分寺(防府市)

「鎮護国家、国民景福」奈良時代から続く祈り

周防国分寺

周防国分寺

天平13年(741)に聖武天皇の勅願で全国に作られた国分寺のひとつです。ご本尊の薬師如来がおわす金堂は何度か建て直されていて、現在の金堂は安永9年(1780)に建てられたもの。平成9年から16年までの「平成大修理」の際の調査で、奈良時代の創建当初と位置が変わっていないことがわかったんですって。ご本尊の薬師如来座像は室町時代、脇に立つ日光・月光菩薩像、四天王像は平安時代の作だそうです。ほかにも金堂内には阿弥陀如来立像、十一面観音、十二神将などがずらり。静かな迫力に圧倒されます。煩悩いっぱいの毎日ですが、ここで仏様に向かっていたら心が落ち着いて、「明日もまたがんばろう」という気持ちに。ちなみに、宗派は高野山真言宗(別格本山)に属しているそうです。

◆周防国分寺  
【場所】〒747-0021 山口県防府市国分寺町2-67
【お問い合わせ】TEL:0835-22-0996 FAX:0835-22-1156



第19回 日本統合医療学会